岡山県倉敷市の中学3年生、梶谷恭暉(かじたに・みつき)さん(14)…。

去年11月13日の午後2時半ごろ、自宅で家族が見たのを最後に行方が分からなくなっています。

その後、JR倉敷駅付近の商業施設で梶谷さんが乗っていたとみられる自転車が見つかり、防犯カメラの映像などから梶谷さんと似た人物がJR三原駅や三原港にいたのが確認されました。

さらに翌日、瀬戸内海に浮かぶ生口島(尾道市)の路上に梶谷さんのスマートフォンと本などが置かれているのが見つかりました。

岡山県警が先月、顔写真を公開して、情報提供を求めていますが、その後、新たな手がかりはないままです。

広島県内にもう何度、足を運んで情報を求めてきたか分かりません。

今月、静岡県で行方不明になっていたほかの中学3年の男子生徒が33日ぶりに保護されたニュースを聞いたときには、励まされました。

梶谷さんの父親
「(静岡の件は)まずは、見つかってよかったという気持ちが一番。あちらの親御さんについても大変だったろうと自分に重ね合わせたが、それに加え、こちらも希望の光が見えた、勇気づけられたというのが正直な気持ち」



息子の行方が分からなくなった日から、2か月です…。

【スタジオ】
小林康秀キャスター(以下、小林)
「去年12月、今月と、番組でもお伝えしてきました。岡山の中学3年生、梶谷恭暉さんの行方が分からなくなって、2か月となります」

青山高治 アナウンサー(以下、青山)
「ずっと気になっていましたが、親御さんの気持ちを考えると年末年始もない…とにかく心配な2か月間でしょうね…」

コメンテーター 吉宗五十鈴さん(以下、吉宗)
「私もまさに中学3年生の息子がいまして…。これからに向けて不安定というか、心配があったのなかでのことなのかな…と思う」

中根夕希 キャスター(以下、中根)
「静岡の生徒が見つかったというニュースには勇気づけられたでしょうね…」

小林
「岡山の中学生ですが、なぜ広島の番組でお伝えしているかというと、やはり足取りですよね。こちらをご覧ください」



「去年11月13日午後2時半ごろ、自宅にいるところを家族が見ているのですが、それを最後に行方が分からなくなりました。JR倉敷駅付近で自転車が見つかっているということです。そして、JR三原駅、そこから徒歩で行ける範囲の三原港のあたりでも、防犯カメラに梶谷さんに似た人物が映っていました。フェリーで渡ったと考えるのが自然かもしれません。翌日14日には、生口島の路上に梶谷さんのスマートフォンと本などが置かれていたということです」

青山
「倉敷駅から三原駅、三原港、生口島…と、ここまで確かに移動の線がつながりますね…。梶谷さんと生口島につながりは?」

小林
「ご両親によると、中学2年生のとき校外学習でしまなみ海道に行っていて、自転車に乗って楽しかったと言っていた…というのはあるということなんです。

しかし、この生口島から先が全く見えてこないという状況。梶谷さんの家族は、痕跡の残る、三原市、尾道市だけでなく、情報を求めて広く回っています」