理想は「May I help you」のたすきリレー

2016年、東京の地下鉄で盲導犬と一緒にいた男性がホームから転落し電車にはねられ死亡しました。この事故は、駅のホームドア設置の議論を加速させる大きな転機となりました。

盲導犬がいれば万全ということはありません。

▽危険を感じたら「止まってください」と伝える
▽信号待ちをしていたら「青になりましたよ」と教える
▽道に迷っていたら盲導犬ではなくユーザーに「お手伝いしましょうか?」と声をかける
といったことが推奨されています。

日本盲導犬協会の高野秀一常任理事

「大げさかもしれませんが…」と断ったうえで、高野さんは話します。

「ヨーロッパでは、盲導犬ユーザーはたくさんの人に『May I help you?』と声をかけられるんです。歩けないくらい。“May I help youのたすきリレー”で、目の不自由な人が目的地までたどり着ける。社会が見守る。これが究極の理想です」

ただ、その一方で、盲導犬への理解が深まっていない現状もあります。