きょう公示、来月8日投開票の衆議院選挙。真冬の選挙戦は36年ぶりということで、投票率への影響が気になります。そして今は、受験シーズン真っ只中でもあります。18歳が投票できるようになって初めての2月投開票の衆議院選挙です。10代の投票率低下が懸念される中、大学入試を控える受験生に話を聞きました。

東広島市にある近大付属広島高校・中学東広島校です。こちらでは高校3年生向けに、受験対策の講座が開かれています。いま最後の追い込みの時期を迎えています。

受験生
「今は二次試験に向けて勉強を頑張っているところです。毎日8時間くらいは勉強するようにしている」
「勉強面だけでなく、体調管理とかもしっかりするように気を付けています」

そんな中で、18歳となった生徒たちは、今回の選挙戦をどのように受け止めているのでしょうか?

高校3年生
「受験勉強があるので、もう少しずらしてほしかったかなって思います」
「選挙に行くからには、きちんと調べてから行きたいなっていう気持ちがあったので、『調べる時間がない、どうしよう』いう思いが強いです」

この学校がある東広島市は、今週末も市長選挙の投票日が控えています。投票権のある生徒は…

高校3年生
「(毎週選挙があるのは?)びっくりというか、うぉーっというか」
「しんどいなあ、いろいろと考えることが増えてしまうなと」

この学校では、10年以上前から毎年、高校2年が選挙制度を学ぶ授業を設け、模擬投票を体験させてきました。担当する先生は…

近大付属広島高校東広島校 野平剛史先生
「やはりちょっとずらして欲しかった。もっと生徒も積極的に前向きに考えて自分の投票もその責任を持って…ということはできたと思う。投票期間までも短い中でいい選択が出来ないのではないかという懸念はある」

大学の受験日と投票日が重なる受験生がいることについて、木原官房長官は会見でこう話しました。

木原稔官房長官
「当日に投票を行なうことが難しいと言うこともあると思われますが、こうした場合には、期日前投票を積極的に利用していただくと」

36年ぶりとなる2月投開票の衆議院選挙。野党からは、批判の声が相次ぎました。

高校生「受験勉強もあるんですが、初めての選挙権なので、投票に行きたいなと」「衆議院選挙は2次試験の日程とかぶる可能性があるので、期日前投票をしようかなと考えています」

近大付属広島東広島校 野平剛史先生
「やはり1人の国民としてちゃんと権利を使ってほしいので、是非投票はして欲しいとも思う」

過去3回の衆議院選挙における18歳と19歳の投票率の推移を見ると、若者の低い投票率をどう上げるかという流れがある中で、今回の急な総選挙に対して教育現場では頭を抱えているようでした。

広島県選挙管理委員会ではきょうの公示にあたり、届け出の冒頭、候補者に対して「受験があるから選挙カーなど、選挙運動については気をつけてほしい」という旨の呼びかけを行いました。立候補者の中には、拡声器を使うとき、学校の周りやマンションなどに受験生がいることは、やはり気にするという声もありました。