広島県内で養殖カキが大量死している問題に対応するため、横田知事は生産現場を視察しました。

横田知事は江田島市と呉市音戸町の養殖業者を視察し、漁協組合などから被害の状況について説明を受けました。

養殖業者「今までなかった40年やってきて」
横田美香知事「急に?」
養殖業者「急にこんな状態。海の(環境の)改善をするなど、そのあたりを県とか行政に助けていただけたら嬉しい」

横田知事は5日農林水産省を訪れ、国に対しても財政支援などを要望する予定です。

横田知事
「大変多くの、8割、9割、9割のカキがへい死しているということで、しっかりと県としても、研究もそうですし、経営の安定に向けてしっかりと対策を打っていかなければいけないなと改めて思いました」

県は県議会の12月定例会で養殖業者への支援を盛り込んだ補正予算案を提出する方針です。関係者によりますと、養殖業者が金融機関から融資を受ける際、その利子を県と市町で負担する内容で融資枠は30億円、2年間の据置期間を設けます。支援策で県は養殖業者の経営安定化と生産体制の維持をはかりたい考えです。