2014年の広島土砂災害を受けて整備が進められてきた広域避難路「川の内線」の歩道が開通しました。

広島市安佐南区の八木・緑井地区に開通したのは全長約400mの広域避難路「川の内線」の歩道です(歩道部分は約280m)。

「川の内線」は2014年の広島土砂災害を受けて策定された「復興まちづくりビジョン」に基づいた事業で、災害時の住民の避難や物資の運搬を目的に市が整備を進めてきました。

車道は4月に完成しましたが、今回の歩道開通で、山側の住宅地から県道八木緑井線、国道54号に歩いて行き来ができることになります。

地域住民
「買い物や(災害時に)避難するのに便利が良い」
「早く歩道が出来ればと楽しみにしていた。かなり避難しやすくなったで安心です」

安佐南区地域整備課・上川昌裕 復興工務担当課長
「災害発生時にはいち早く避難してもらう必要がある。その観点からするとこの道路が時間短縮で避難することが出来ると考えている」

今年度中には残りもう一つの階段が、また来年度中には2基のエレベーターも完成する予定です。