日本のはるか南にも熱帯低気圧発生へ 台風として日本周辺に北上予想も

現在、日本のはるか南にある雲のまとまりについて低圧部となっていますが、9日(月)以降の予想天気図では熱帯低気圧となっています。
この雲域について海外予報機関では熱帯じょう乱(熱帯低気圧または台風)に発達させて北上させる予想も出ています。
アメリカ海軍も監視対象 発達させながら日本周辺へ北上予想も
アメリカ軍合同台風警報センター(JTWC)

アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。
8日(日)夜の時点で、日本のはるか南の海上の雲域について「95W」と表示されオレンジ色の丸で囲まれています。日本のすぐ南の低圧部についても「94W」として黄色い丸で囲まれています。この2つの低圧部については雲域がJTWCの監視対象となっていることを意味しています。
JTWCでは定めた基準以上に発達する雲のまとまりができると、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けして情報を発表します。赤色になると台風の発生時期に近づいた目安となります。それぞれの意味は以下の通りです。
LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い
MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み
HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み
アメリカ海洋大気庁(NOAA)


アメリカ海洋大気庁が240時間先まで計算しているアンサンブル予想のうち、9月15日(日)9時の予想結果の一覧です。予想結果のうち一部のメンバーが「95W」を発達させて日本のすぐ南の海上または沖縄周辺の海域へと北上させているデータがあります。