19日開催される「大分国際車いすマラソン」では競技を普及させるため、アジアチャレンジ枠が設けられています。今回はラオスのトップパラアスリート2人が車いすマラソンに初挑戦です。
車いすバスケットボール出身のビランフォン・カミクーン選手(38)とパラパワーリフティング出身のラサミー・シパトゥース選手(36)の2人はラオスを代表するトップパラアスリートでアジアチャレンジ枠として、ハーフマラソンに初めて挑戦します。
招待選手の2人は11月14日に、大分県別府市の太陽の家で初めて競技用のレーサーを運転。技術的にはまだまだぎこちなさが残るものの、鍛え抜かれた肉体と持ち前の運動神経でメキメキと上達しています。
(ラサミー・シパトゥース選手)「初めて見たときは乗れないと不安でしたが、今は自分の体の一部になっていて自信が出てきています。ラオスでもパラアスリートとして1つの競技を追求してきましたが、日本で複数の競技をやっている選手を見て私も車いすマラソンでも活躍できるかもと期待しています」
(ビランフォン・カミクーン選手)「もともと車いすバスケットボールをやっているのでぜひ挑戦したいと思いました。とにかく、私達の目標は完走なのでワクワクしながら心を整えてがんばりたい」
今年はジェイリーススタジアムの改修に伴い、コースが変更されます。2か所の折り返し地点が移動しているほか、フィニッシュ地点が県大在大分港線・通称「40m道路」のスタジアム北側になります。
19日午前10時に号砲が鳴らされる大分国際車いすマラソン。レースの模様はOBSテレビとラジオ、BSーTBSで実況生中継します。