大分県別府市の市議会が29日開会し、6月からライドシェア(相乗り)を導入する費用などを盛り込んだ総額600億円あまりの一般会計当初予算案が提出されました。
29日開会した別府市議会では総額614億円にのぼる、新年度一般会計当初予算案など49議案が上程され、長野市長が提案理由を説明しました。
(長野市長)「公共交通の課題解決が進展しない中、市民や観光客の移動手段を確保するため、ライドシェアの導入を実施します」
予算案にはライドシェアを導入し、6月から市の南部地域で実証運行するための費用として、およそ5400万円が計上されています。この事業では、10人ほどが乗れるワゴン車を市が購入し、民間事業者に運行を委託したうえで、契約したドライバーが地区を巡回する案で検討が進んでいます。
当初予算案は3月25日に採決が行われます。