長崎検番の芸妓衆が、新年初の踊りや歌を披露する「初弾き(はつびき)」が4日、行われました。

芸妓衆(げいこし)も4日が仕事始め。

紋付の裾引き(すそびき)に稲穂のかんざしをつけた姿で新年を祝います。

初弾きでは、芸妓衆11人が贔屓筋を前に「花の三番叟」や「十二月」など3つの演目を艶やかに舞いました。

去年4月に芸妓としてデビューしたすず華さんにとって、初弾きの舞台はことしが初めてです。

すず華さんは「去年は脇で見ているだけだったが、今年は皆さんの前で鳴り物もさせていただいて胸がいっぱいです。今年はもっと吸収して、しっかりした芸者になりたい」と話していました。

初弾きを終えたあとは、料亭へあいさつ回りに出かけた芸妓衆たち。
長崎検番の新たな1年が始まりました。