長崎県は6月19日から25日までの感染症発生動向調査の速報を発表しました。
いずれも県内で指定された医療機関から報告のあった患者数です。
新型コロナは前の週に比べて患者数が増加、インフルエンザ、ヘルパンギーナは、前の週に比べて患者数が減少しました。新型コロナの感染者では、上五島保健所が1定点当たり18.33人と他の地区に比べ非常に多くなっています。
新型コロナ前週から10人増

新型コロナウイルス感染症は、70の医療機関から370人の報告があり、前の週から10人増加しました。
定点当たりの報告数は5.29です。

定点当たり報告数の多い保健所は──
上五島保健所…18.33
長崎市保健所…7.59
県北保健所…5.50となっていて、
上五島保健所が他の地区に比べ非常に多くなっています。
インフルエンザは前週から減少し「2.94」


インフルエンザの報告数は前の週より107人少ない206人で、1定点あたりの報告数は2.94でした。
地区別では、長崎市保健所が6.12、西彼保健所が5.00で、他の地区より多くなっています。
小児の夏風邪(ヘルパンギーナ)は前週から15人減

ヘルパンギーナの報告数は120人で、前の週に比べて15人減少しました。
定点あたりの報告数は2.73でした。
定点当たり報告数の多い保健所は──
対馬保健所…6.00
県北保健所…5.67
佐世保市保健所…4.00
また報告数の年齢別では──
1歳…31人
2歳…23人
4歳…18人の順で多くなっています。
「ヘルパンギーナ」は発熱と口腔粘膜に現れる水疱性発疹で、主に4歳以下の乳幼児が罹患し、例年6月から7月に感染のピークがあるということです。