持続可能な水産業の実現に向けて研究開発や人材の育成を推し進めようと、長崎大学が長崎市の高島に新たな活動拠点をオープンしました。

研究と人材育成の新たな拠点として開かれたのが、「高島水産海洋研修センター」と「地球未来オープンリサーチセンター高島海洋研究拠点」です。
7月22日の開所式には、長崎大学や長崎市の関係者など約60人が出席しました。

長崎大学は、持続可能な海での食糧生産の実現などを目指す「ながさきBLUEエコノミー」に取り組んでいて、長崎市の高島でブリ養殖の研究などにあたっています。

長崎大学 永安武学長:
「サイエンスアイランド高島という形で、様々な環境問題に取り組んでいけるような、いろんな研究拠点になることも我々の構想としては考えているところ」

今回開かれた施設は、かつて特別養護老人ホームとして使われていた建物を大学が市から借り受けて整備。もともと「医務室」と「事務室」として使われていた部屋が「研究室」として整備されたほか、研究をする学生たちが泊まりこみで実験できるよう「個室」も用意されています。

ながさきBLUEエコノミー形成拠点 征矢野清プロジェクトリーダー:
「我々はこの島で魚を作りながら研究をしながらここから情報を発信していく。それが日本の水産を変えていけるだろうと思っています。基礎になる、土台になる場所をここに作りたい」

開所式のあとには、高島で育てられたブリが出席者らへ振る舞われました。大学はこの施設を、企業が海洋について学んだり研究者と島民が交流したりする場としても活用したいとしています。