サッカー日本代表の森保一監督が、長崎県諫早市で子どもとスポーツをテーマに講演し、選手や指導者らを前にチャレンジすることの大切さを語りました。

サッカー日本代表を率いる長崎市出身の森保一監督。

少子化が進む中、子どもたちのスポーツ環境を充実させるために何が必要かを考える諫早市主催のフォーラムに登壇しました。

この中で森保監督は、中学入学時に一度サッカーを諦めかけた経験を明かしました。

サッカー日本代表・森保一監督「(入学した中学に)『サッカー部がないからサッカーできない』っていう話を(父に)しました。そこで父が何と言ったかというと『つくってもらったらいいんじゃないのか』一年後にサッカー部ができるようになったと。できないから終わるじゃなくて、どうやったらやれるかということを考えさせてもらったすごくいい経験だったかなと」
高校時代を過ごした長崎日大の後輩からの質問にもこたえました。

長崎日大高校サッカー部員「選手とかに何かを伝える時に、意識している点とかありますか?」

森保監督「チャレンジすること。これまでやれなかったことにチャレンジしながら、ミスを恐れずにやっていくことが、また自分の力をつけていくことになると思います。試合のスタートよりも試合終わった時の方が自分が成長したと思えるように。これ代表レベルの選手たちにも常に伝えている」

小学校教諭「(日本代表監督という)プレッシャーはあるけど、ストレスはないんだ。自分のできることにフォーカスして日々努力されているというその言葉にとても感銘を受けました」

長崎日大高校サッカー部2年「これからサッカーや勉強でも色んなことにチャレンジして自分自身が成長できるように頑張りたいです」

来場者は世界と戦う森保監督からチャレンジすることやチャレンジを後押しする環境づくりの重要性を感じていたようでした。