年末年始を控え、インフルエンザの石川県内での感染状況は、1医療機関当たりの患者が引き続き「警報レベル」の30人を上回っています。

石川県によりますと、21日までの1週間で県内に47ある定点医療機関で感染が確認されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたりの平均で37.49人でした。4週連続で減少したものの、依然として高い水準の感染状況が続いています。

保健所の管内別でみると金沢市が最も多く54.13人、金沢市近郊の石川中央が41.09人と、警報レベルの基準となる30人を上回っています。その他のエリアでも流行が続いていて、能登中部が24人ちょうど、南加賀が23.7人、能登北部は15.75人で推移しています。

旅行や帰省など、年末年始にかけて移動の機会が増える時期に入りますが、石川県はうがいや手洗いの徹底、マスクの着用など基本的な感染対策を心がけるよう呼びかけています。