先月、神戸市灘区の下り坂で、レッカー車が電柱などに衝突した事故で、車体のブレーキの器具に、熱で溶けた跡などがあったことが捜査関係者への取材で分かりました。

ブレーキを頻繁に踏んで加熱された結果、ブレーキが利かなくなる「フェード現象」が起きていたと断定されました。

先月20日、神戸市灘区の県道95号の下り坂で、トラックをけん引していたレッカー車が電柱や信号機に衝突しました。

この事故で、レッカー車の助手席に乗っていた男性が軽傷を負いました。

レッカー車の運転手は警察に対し、「ブレーキが利かなくなった」と話していたということです。

捜査関係者によりますと、警察などが車体を詳しく調べたところ、ブレーキの器具に熱で溶けた跡などが確認されたということです。

警察は、「フェード現象」が起きたと断定し、過失運転傷害の疑いでさらに詳しく捜査しています。

六甲山から続く急こう配でカーブが多い、この県道95号では今月16日も、坂を下ってきたトラックが、交差点で信号待ちをしていた神戸市バスに追突する事故が起きていて、トラックの運転手は警察に対し、「ブレーキが利かなくなった」と話していたということです。

警察は「エンジンブレーキを活用してほしい」としています。