「自転車で走行中に警察官につかまれ転倒し後遺症に」。男性が国に賠償を求め法廷で訴えました。
「ふだんの生活でもそうですし、仕事中も痛み・違和感があってつらい」
大阪府に住む40代の男性。自転車で走行中に転倒し、いまも左膝に痛みなどが残っていると訴えます。
訴状によりますと、転倒の原因となったのは「警察官の職務質問」だといいます。
男性が自転車で帰宅中、前方で警察官が大きく手を振っているのが見えました。警察官の声は聞こえず、男性は通行止めなのかと思い左折しましたが、その後、警察官に背後から服をつかまれ転倒。救急搬送され、左膝打撲などのけがをしたということです。
男性は警察から「自転車の前かごに空のペットボトルなどが入っていたことから、放置自転車を盗んだのではないかと疑い、職務質問しようとした」と説明されたということです。
男性は警察官による違法な職務質問だったなどとして、大阪府に対し約640万円の賠償を求めています。
7月14日の裁判で男性は「一市民に対して引き倒してけがをさせる行為が本当に『職務質問』として許されるのでしょうか」と意見を述べました。
(原告の男性)「本来は任意で行われるはずの職務質問でけがをさせられて後遺症になった。こんなことは絶対にあってはならないことだと思います」
(代理人弁護士 松本亜土弁護士)「警察には職務質問のあり方という意味でも研修などを徹底してもらいたい」
大阪府は請求の棄却を求め、争う姿勢を示しています。











