住民らがメガソーラーの開発許可を取り消すよう奈良県に求めた裁判。住民側が逆転勝訴です。
奈良県平群町の山林で進められているメガソーラーの設置工事。訴状によりますと、周辺住民らは「下流の川が水を流せる能力を十分に考慮できていない」などとして、県に対し、開発許可を取り消すよう求めていました。
一審の奈良地裁は去年3月、下流の川が水を流せる能力は県が定める2つの技術基準で考慮されていて、県が開発を許可したことは「裁量権の範囲の逸脱や濫用は認められない」などとして、住民側の訴えを退け、住民側が控訴していました。
6月18日の判決で大阪高裁は「県が定める基準は、想定を上回る降雨量があれば、下流河川の流下能力を上回る水量が流出し、水害などの災害が発生するおそれがある」「県が適用した審査基準か判断過程に不合理な点があると言わざるを得ず、許可処分の取り消しは免れない」などとして、住民らの控訴を認め、開発許可の取り消しを求める判決を言い渡しました。
(住民)「集中豪雨や線状降水帯(の降雨)があったときに本当にもつのか。見事にそれを判決が突いてくれている」
判決を受けて奈良県は「判決文が届いていないのでコメントを差し控えます」としています。











