SNSを利用した詐欺事件に絡み、会社役員の男ら41人が一斉に逮捕された大阪の事件。その手口をみていきます。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪市に本社を置く「株式会社Unity」の代表・松村真吾容疑者(29)や、自営業の谷本繕優容疑者(29)、宮崎勝太容疑者(29)ら計41人のグループです。
警察は共犯事件であることを理由に、認否を明らかにしていません。
被害者らが騙された背景には、「自身がフォローしていたインフルエンサーのアカウントが、いつの間にか容疑者グループに売られていた」というような構図があるとみられます。
■アカウントは売却される
警察によりますと、多数のフォロワーを持つ「インフルエンサー」のアカウントは売却されることがあるといいます。
今回の容疑者グループはまず、譲渡を仲介する業者を通じて、インフルエンサーのアカウントを買い取ったということです。
その後、本人になりすます形で、「アフィリエイト収入等で高額な利益を生み出している」「スクールを受講したおかけでフォロワー数も増えて収入も増えた」などと投稿。
■投稿信じたフォロワーが個別連絡すると…
投稿を信じメッセージ機能(DM)で個別に連絡したフォロワーに、クレジットカード決済で支払わせていたとみられ、男らは、スクール受講代金などの名目で被害者から現金をだまし取った疑いが持たれています。
実際に提供された商材は、調べれば分かるような簡単なデータだったということです。
またフォロワーらは、投稿者が別人にすり替わっていることに気づかず、だまされていたとみられます。
■被害総額は6億円超か
警察は9日、大阪府吹田市など複数箇所にあるグループの拠点を一斉に摘発し、スマートフォンやパソコンなど1000点以上を押収しました。
被害は全国の約2300人、総額約6億5000万円に達するとみられています。
警察は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆるトクリュウが関与しているとみて、資金の使い道や全容解明を進める方針です。











