漁獲量が減少する中、AIを活用した生さばの寿司が販売されました。

 大手寿司チェーン「くら寿司」が提供を始めたのは「大型生さば」(350円 ※大阪・京都の94店舗のうち75店舗で提供 ※なくなり次第終了)

 くら寿司は、愛媛県の事業者に委託しサバを養殖していますが、その特徴はAIの活用です。養殖で最も負担が大きいとされているのがエサやり作業ですが、AIが魚の動きから魚の食欲を学習。

 最適なタイミングでエサやりができ、1年間で一般的な養殖のサバ(約300g)より大きい500g以上まで成育。最終的には、700g超という極めて大型のサイズまで育ったといいます。

 (「大型生さば」を注文した人)
 「おいしいです。とろける感じ」
 「すごくやわらかい。〆さばとは全然違う」

 養殖を手がける背景にはサバの深刻な不漁があります。海水温の上昇などの影響により国産サバの漁獲量は2015年以降の10年で半減するなど価格が高騰しているのです。

 さらに、中東情勢の悪化で燃料費が高騰し、海外から輸入する水産物の価格も上昇する中、くら寿司は国内の養殖に力を入れることにしています。

 (くら寿司・広報部 小山祐一郎さん)「これからどんどん(AI養殖の)実績とデータを積み上げていくことで、もっともっと生産量は拡大できると思っているので、AIの技術を活用しながら国産の魚、サバの生産量拡大と安定調達に取り組んでいきたい」