大阪刑務所で働いていた医師が、内部通報をした直後に異動を命じられたのは、報復人事だとして、国に約9000万円の賠償を求め提訴しました。
訴えを起こしたのは、大阪刑務所で働いていた矯正医官の男性です。
訴状によりますと男性は、2021年から大阪刑務所で勤務していましたが、男性が不在の間に担当していた収容者に対し、別の医師が収容者の意思に反して抗精神病薬を2度にわたって注射したということです。
男性が法律違反にあたると、収容者のカルテに記載しようとしたところ、所長から書かないよう指示されたため、男性は大阪刑務所に内部通報を行いましたが、その後、北九州医療刑務所への異動を告げられたということです。
男性は去年3月に退職し、約9000万円の損害賠償を求めて3月10日、国を提訴しました。
(原告の代理人 川村遼平弁護士)「原告は組織的にかつ繰り返し法律違反が行われていたことを問題視していて、内部でも声を上げていました。報復人事以外の目的は、なかなか見いだし難いのではないか」
大阪刑務所は「訴状が届いておらずコメントは差し控える」としています。










