鹿児島海上保安部に配備された新たな大型巡視船「ゆみはり」が6日、鹿児島港に初入港しました。
「ゆみはり」は総トン数が6000トン、全長は140メートルあります。名前は弦を張った弓のように見える月にちなんだ「弓張月」から名づけられました。
今年7月に配備された「あさなぎ」と同じ型の大型巡視船で、40ミリ機関砲や遠隔放水銃などを備え、ヘリコプター2機を搭載できます。
(巡視船ゆみはり 堀井和也船長)「最新鋭の船として機能を備えている。周辺の厳しい状況に対応できるように乗組員一丸となって訓練を積んで対応できるようにしていきたい」
尖閣諸島周辺の警備強化などのため、鹿児島海上保安部には今年度、合わせて3隻の巡視船が配備されました。
「ゆみはり」の配備で鹿児島海上保安部には大型巡視船が10隻となり、このうち6000トン級以上の大型巡視船は国内最多となる6隻となりました。