県が鹿児島港本港区への整備を予定している新たな総合体育館=スポーツ・コンベンションセンターについて、運営に興味のある民間企業への説明会が28日、開かれました。

景観に配慮して施設の高さを30メートル以下にすることなどが示されました。鹿児島市で開かれた説明会には56社が出席し、半数が県内企業でした。

県は、ドルフィンポート跡地に計画する新たな総合体育館を2029年7月の供用開始を目指していて、民間事業者に設計、建設、運営までを委託するPFI方式を導入します。

27日は施設を整備、運営するうえでの条件などをまとめた「要求水準書案」が示されました。景観に配慮して施設の高さを7階から8階建てマンションと同じ高さ30メートル以下にすることなどが盛り込まれています。

(県スポーツ・コンベンションセンター整備課 西博夫課長)「観光客や県民が気軽に足を運び、にぎわうような開かれた施設として整備したい。具体的な提案を民間事業者に出してほしい」

施設の設計や建設、運営などを行う事業者を選ぶ入札は来年4月から始まり、来年12月に落札者が決まります。

その後、2025年度から2028年度にかけ、設計や工事が行われる予定です。