志布志市の住宅地で、特定外来生物に指定されているアルゼンチンアリが確認されました。住宅地での確認は九州で初めてです。

アルゼンチンアリは、体長およそ2.5ミリの淡い黒色をした褐色の小型アリです。

鹿児島県によりますと、環境省がことし7月に志布志港で行った定期調査でおよそ200匹のアルゼンチンアリを確認しました。その後、志布志港の周辺でも生息調査を行ったところ、港からおよそ1キロ離れた住宅地で、今月5日に複数のアルゼンチンアリが確認され、13日にも、数百匹が見つかりました。住宅地でのアルゼンチンアリの確認は九州で初めてです。

アルゼンチンアリに毒はないものの、繁殖力が強く在来のアリを駆逐する恐れがあります。県は志布志市と連携し、薬剤を撒くなどの対策をとるとともに、住民に市販の殺虫剤などで駆除するよう呼びかけています。