ドルフィンポート跡地へのサッカースタジアム整備については、先週、鹿児島市の下鶴市長も塩田知事もともに「厳しい状況にある」との認識を示しました。
6日の市議会で計画は撤回しないのか問われた下鶴市長は、整備の方針は見直さないと改めて強調しました。

(下鶴隆央市長)「スタジアム整備の方針を見直すことは考えていない」

ドルフィンポート跡地では、所有する県が新たな総合体育館=スポーツ・コンベンションセンターの整備を計画しています。

本港区のまちづくりを検討する県の委員会は、跡地周辺の緑地帯「ウォーターフロントパーク」を残す方向性を示していて、市が計画するこの場所でのサッカースタジアム整備については、下鶴市長、塩田知事がともに先週、「厳しい状況にある」との認識を示しました。

市のスタジアム整備はどうなるのか?6日の市議会で質疑が行われました。

(共産党 大園竜也議員)「(スタジアム整備は)いったん白紙に戻すべき」

(下鶴隆央市長)「スタジアムはスポーツを生かしたまちづくりや、まちの新たなにぎわいの創出、経済の活性化につながる大変重要な施設だと考えているので、検討を進めてまいりたい」

鹿児島市は整備の方針は見直さず、新年度に新たな協議会を設置して検討を続けることにしています。