生まれ故郷の阿久根には、八丈島で詠んだ歌が

庄右衛門は八丈島に流されて15年後の明治元年=1868年に罪が許され、生まれ故郷の阿久根に戻りました。その7年後に64歳で生涯を終えましたが、その墓前の石碑には、八丈島で詠んだ歌が刻まれています。

「古郷を思ふ八丈の浪のうへをうらやましくも帰る雁がね」

(庄右衛門の子孫 丹宗理紀郎さん)「歌にも感情が込もっている。昔は『鳥も帰らぬ八丈』とも言われていたんですが、(自分は)なかなか帰れないが鳥は飛んで帰るからうらやましい。流された時に『自分は八丈島で死ぬ』と思っていたんでしょうけどね。(Q.八丈島では今も感謝の言葉を聞くが、どう思うか?)うれしく思う。八丈島でも焼酎造りが盛んになって、それが広まってくれればうれしく思う」