国連の事務次長で東京にある国際連合大学のチリツィ・マルワラ学長が鹿児島市を訪れました。17日は高校生や大学生と交流しました。

(両棒餅の名前の由来について高校生が説明)「(両棒餅は)もともと“りゃんぼう”と呼ばれていた。しかし時代が立つごとに、りゃんぼう→らんぼ→ぢゃんぼと変わっていった」
国連のシンクタンクで研究教育機関でもある国際連合大学は、東京に本部を置き、13か国に研究所があります。2023年に就任した南アフリカ出身のチリツィ・マルワラ学長は全国各地を訪問していて、17日は仙巌園を訪れました。

英語で案内したのは、鹿児島玉龍高校英語同好会の8人。少し緊張しながらも、島津家や集成館事業、薩摩切子などについて紹介しました。

(反射炉について高校生が説明)「こちらは耐火レンガです。(炉の中では)約1000度ほど温度が上昇します。とても熱いです」

(国際連合大学 チリツィ・マルワラ学長)「辞書をひいても出てこないような話を教えてくれました。将来社会の中でどう活躍するか楽しみです」
(鹿児島玉龍高校1年生)「外国で仕事がしたくて。英語も大好きなので、今後どんなことに挑戦してもずっと残り続ける経験になるんじゃないかなと思います」

午後からは鹿児島大学で高校生や学生らおよそ130人を前に、専門分野の人工知能=AIと教育をテーマに講演しました。
(講演)「AIは一時的な流行ではなく、経済と社会を根本から変革する存在なのです」
「変革を求め続け、自分自身の可能性を追い続けてほしい」とエールを送りました。







