スポーツ用品を販売する鹿児島市の「中央スポーツ」が、鹿児島地裁に破産手続き開始を申し立てたことが分かりました。負債総額はおよそ3億円です。
信用調査会社の東京経済などによりますと、中央スポーツは1968年に「カゴシマスポーツ用品」として鹿児島市山之口町で創業し、1994年に現在の社名に変更しました。
最盛期の1998年ごろ、売上高を10億円近くまで伸ばし、鹿児島県内トップクラスのスポーツ用品店に成長しました。

しかし、大型スポーツ用品店の進出で競争が激化し、2014年ごろには売上高が2億円台まで減少。2015年に鹿児島市城南町に現在の本社と店舗を建てましたが、新型コロナの影響や集客の苦戦で、今年2月期の売上高はおよそ1億4500万円に減少していました。
本社の建て替えに伴う借入金返済の見通しが立たなくなったことから、中央スポーツは、今月5日付けで事業を停止して、きょう18日までに鹿児島地裁に破産手続き開始を申し立てました。
負債総額はおよそ3億円で、従業員5人は全員解雇したということです。







