鹿児島県内の先月の有効求人倍率は1.05倍で、2か月ぶりに低下しました。去年の同じ月と比べて2500人近く求人の数が減り、物価高や人件費の上昇で人材の募集を控える傾向がみられます。
(鹿児島労働局職業安定部 菅原祐昭 部長)「人件費高騰に拍車がかかり、求人が出せない」
鹿児島労働局によりますと、先月の有効求人倍率は1.05倍で、前の月を0.02ポイント下回り、2か月ぶりに低下しました。去年の同じ月と比べて0.08ポイント低く、求人の数は3万8,292人から3万5,802人と2500人近く減りました。
鹿児島県の最低賃金は現在953円で、あす11月1日から1,026円に引き上げられます。
人件費と物価の上昇が重なる中、鹿児島労働局は「全体的な人手不足は解消されていないものの、経費を抑えるため求人を控える動きが目立っている」としています。
(鹿児島労働局職業安定部 菅原祐昭 部長)「物価高や人件費高騰が経営を圧迫している。現状を維持するのに精一杯。人手不足だが新たな求人を出すことが難しい」
 
           
   
  






