鹿児島県内の50代女性が総額およそ2900万円相当の暗号資産を騙し取られたことが分かりました。県内ではSNSを使った投資詐欺の被害額が6億3000万円を超えていて、県警が注意を呼びかけています。
県警によりますと、今年7月上旬、県内の50代女性がSNSアプリ「Threads」で、投資家を名乗る人物が投稿したアドレスにアクセスしたところ、LINEに招待されました。
LINEで「アシスタント」と名乗る人物とつながり、女性は「1000万円が1年後に7000万円になる」などと言われたということです。
それを信じた女性は、8月中旬から9月中旬にかけて指定されたアドレスに総額およそ2900万円相当の暗号資産を送金。その後、女性が出金しようとした際に、アシスタントを名乗る人物から「暗号資産を出金すると税金がかかるので、出金はしないでほしい」と言われ、女性は不審に思い、9月下旬に警察に相談しました。
県内では今年、こうしたSNS型の投資詐欺が9月末までに96件確認されていて、被害額は6億3000万円を超えています。
県警は、SNSで知り合った面識のない人からの投資話などは信用せず、返信、やりとりをしてしまった場合は、家族や警察に相談してほしいと呼びかけています。
 
   
   
  






