来年春の甲子園=「センバツ」出場に向けて、重要な参考となる秋の九州高校野球。神村学園がベスト4入りをかけて、準々決勝に臨みました。

宮崎県で開かれている秋の九州高校野球。来年春の選抜高校野球の九州地区の出場枠は4つ。この大会でのベスト4入りで、出場が濃厚になります。

神村学園は28日、ベスト4入りをかけて、夏の甲子園を制した沖縄尚学との準々決勝に臨みました。

2回、神村はエラーなどで得点圏にランナーを進めると、1年生の川本が3塁・2塁とチャンスを広げます。しかし後続が続かず、先制とはなりません。

そのウラ、守る神村はパスボールなどでピンチを作りますが、先発の龍頭が三振で抑えます。その後は両チーム固い守備で得点を許しません。

試合が動いたのは、0対0で迎えた5回表。1年生平石が出塁。得点圏に進むと、バッターは3番・主将の梶山。1・2塁間を破るタイムリーで神村が先制します。(神村1対0)

神村はさらに7回。先頭はまたも、1年生・平石。その後、1アウト3塁1塁で、先ほどタイムリーの梶山が再びレフト前に運び、2点目を奪います。

なおも2アウト3塁・2塁で、5番・國分が3塁線を破り、2点を追加。一気に4対0とリードを広げます。

対する沖縄尚学も9回ウラ、連打で満塁とすると、ダブルプレーの間に1点を返します。

それでも神村は、打たせて取るピッチングを貫いた龍頭が、最後も内野ゴロに打ち取って完投勝利。

4対1で、ベスト4進出を決め、「センバツ」出場に大きく近づきました。

神村学園はあさって30日の準決勝で、福岡の九州国際大付属と対戦します。