島根県できのう13日開催された大学三大駅伝の1つ、出雲駅伝に、志學館大学が初めて出場しました。
学生ランナーあこがれの舞台。駆け抜けた選手たちの姿を追いました。

八百万の神々が集まるといわれる出雲大社。大学三大駅伝の初戦・出雲駅伝のスタート地点です。

37年続く大会に今年、初めて出場する志學館大学。主将の中村晃斗選手を中心に、九州で1枠しかない出場枠を勝ち取りました。

1区の区間賞を目指してきた中村選手を含め、区間配置は予定通り。目標の13位以内を目指します。

(中村晃斗選手)「ついにきたなと。(あすは)ずっと集団のなかにいて、最後のラスト300mのスプリントは負けないので、かまします」

(前迫勇太監督)「中村が1区で活躍して、関東の監督が『志學館ってどこ?』となってくれるのが夢」

当日。中村選手はチームの誰よりも早く、朝練習へ。毎日欠かさず続けてきました。

けがに苦しんだ高校時代。大学では自分のペースで走りたいと、関東の強豪からの誘いを断り、鹿児島に残りました。

(中村晃斗選手)「チーム競技が好きではない。それで陸上競技を選んだ。それぞれのやり方で強くなるのが陸上競技の面白いところなので」