新たな【台風のたまご=熱帯低気圧】発生へ
「強い台風23号」は、日本のはるか東を時速50キロの速さで、東に進んでいます。日本から離れていきますが、新たな「台風のたまご=熱帯低気圧」が、日本の南で発生しそうです。
15日(水)~24日(金)の《雨風シミュレーション》、《全国各都市の週間予報》を画像で掲載しています。
■「熱帯低気圧」を表す「TD」が天気図に

16日(木)の予想天気図に「熱帯低気圧=台風のたまご」を表す「TD」マークが現れました。「TD」とは「TROPICAL DEPRESSION」の略で、日本語では「熱帯低気圧(最大風速34ノット未満)」の意味です。最大風速34ノットとは、台風情報でよく耳にする最大風速17.2mのことですが、この最大風速が17.2m以上になれば「台風」になります。
■強い台風23号情報

「強い台風第23号」は、12時間以内に「温帯低気圧」に変わり、日本から遠ざかっていますが、しかし予報円は続き「暴風警戒域」を示されています。これは「温帯低気圧」に変わってからも「暴風」を伴う危険な「温帯低気圧」であることを示しています。台風23号のように、台風が北上して冷たい空気も引き込み、温帯低気圧に構造が変わってからも、注意喚起が行われることがあります。