曽於市に新たな水力発電所が完成し、竣工式が開かれました。
(司会)「それではスイッチを投入してください」

鹿児島県曽於市末吉町に完成した「高松水力発電所」。

建設に携わった鹿児島市の大福コンサルタントの関係者らおよそ50人が出席し、きのう9日、竣工式が開かれました。
「高松水力発電所」は、農業用水路を活用した水力発電所です。
水力発電所は、天候の影響が少なく、二酸化炭素も排出しないことから、環境に優しいクリーンエネルギーとして注目されています。

最大出力は488キロワット、年間の想定発電量はおよそ290万キロワットアワーです。一般家庭660戸分の1年間の電気に相当し、電気は九州電力送配電に販売します。
発電所の総工費はおよそ9億円で、本格運用は今月15日からです。
(大福コンサルタント 福田真也社長)「私たちの仕事が社会インフラ整備や減災・防災に関わる仕事をしている。再生可能エネルギー事業に関係することは、我々にとって大変ありがたい」
高松水力発電所の完成により、曽於市内の水力発電所はあわせて3か所になります。