鹿児島中央助産院は長年、「地域の産声」を守り続けてきましたが、今、ある課題に直面しています。

(中央助産院・北村愛 院長)「24時間体制でかなり責任も重たい。みんなが働きたいという職場ではないかもしれない」

これまでは複数のスタッフで多岐にわたる業務を担ってきましたが、24時間体制の助産所は負担が大きいため、人手が確保できず、去年の夏から常勤する助産師は北村さん1人になりました。

(中央助産院・北村愛 院長)「24時間対応できる助産師、個別的なケアができる助産師がいないと、助産院でお産できない。それを担う助産師の数が減っているのが、大きな課題」

後継者を育て、助産所で働く仲間を増やそうと、学生の実習も積極的に受け入れています。

(実習した学生)「新しい学びもできて、ためになった」