日本の南にある台風23号は11日から12日にかけて、奄美地方や九州南部に接近する見込みです。台風の進路によっては、警報級の大雨や暴風になる可能性があります。

大山気象予報士の解説です。

まず雲の様子と気圧配置をご覧ください。こちら伊豆諸島付近には非常に強い台風22号、そして日本の南には台風23号があり、この先鹿児島県内に影響がありそうなのがこちらの台風23号です。

まず台風22号はこの後、東寄りに進んで、あさって11日には日本のはるか東で温帯低気圧に変わる予想でこの先県内に直接の影響はありません。

次に台風23号です。こちらは土曜日から日曜日に奄美地方から九州南部付近に北上、その後東寄りに進む予想です。

土曜日・日曜日の中心気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルと今よりも発達をして県内に近づいてきそうです。

では、雨と風の予想をご覧ください。10日の午前9時から動かしていきます。台風が奄美地方にだんだん近づいてきます。奄美地方は10日は風が強まってきそうです。そして、11日台風が接近するおそれがあって、奄美地方では非常に強い風が吹くおそれがあります。

そして、奄美地方、種子島・屋久島地方は、11日は海の波の高さが4メートルから5メートルとしける予想で、台風の進路によっては雨も強まるおそれがあります。

そして、この先の進路については、まだ幅がありますので、最新の情報を確認してください。

では、週間予報を見てみましょう。11日から3連休の方もいらっしゃると思います。台風の進路によっては、県内各地で大雨となる恐れがあります。

奄美地方で予想される最大風速は、10日は15メートル。11日は20メートルで、奄美地方以外薩摩、大隅、種子島・屋久島地方でも風が強まるおそれがあります。県内各地、大雨・強風、高波に注意をしてください。