物価高が続く学生生活を支援しようと、鹿児島大学の学食で、ライス50円引きのサービスが始まりました。

(記者)「きょうからこちらの学食ではライス1杯が…」
(学生)「50円引きです!」

鹿児島大学には4つの食堂があり、すべての食堂で、8日から4万食限定で、大きさ別で4種類のライスをそれぞれ50円引きで提供します。

一番大きなサイズは、231円から50円安くなり181円になります。

食堂では、今年3月に物価高の影響でメニューの価格を平均40円値上げしましたが、鹿児島大学と日本学生支援機構が、学生への支援として値引きを始めました。

1日およそ400杯のライスが注文されるという鹿大生協中央食堂では、学生らから喜びの声が聞かれました。

(学生)「歓喜の声であふれかえっている」
Q.家でコメはどうしている?
「炊いている」
Q.コメが高いが?
「自分の生活が苦しくなっているのを感じる」

(学生)
「飲み物はいつもは頼まないが、ごはんが安かったから買えた」
「きょうは(デザートを)プラスで。うれしい」

「うれしい、アルバイトもしていないので、関西からきてお金に余裕はないが50円引きというと話がかわる」

(鹿大生協中央食堂 岡村正太店長)「値上がりは学生は強く感じていると思うので食費を削らず栄養あるものを食べて勉学に励んでほしい」

鹿児島大学によりますと学生証を提示すればライス50円引きサービスを受けられ、4万食達成は12月中旬を見込んでいます。