鹿児島県議会の最終本会議が2日に開かれ、霧島・姶良集中豪雨や台風12号による災害復旧に必要な経費などが盛り込まれた総額102億円余りの補正予算案が可決しました。

最終本会議では、一般会計に総額102億8400万円を追加する補正予算案が可決されました。

補正予算案には、災害復旧に必要な調査や測量費として18億4000万円、被災した農家に対し農業施設の修理などの支援として7000万円などが計上されました。

また、新燃岳噴火などによる観光への影響を踏まえ、今年12月から3か月間、県内のホテルなどでの宿泊費20%・上限5000円を割引く財源として8億2000万円が盛り込まれました。

また、住吉町15番街区を巡っては、最優秀提案者に鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光が選ばれましたが、応募が1社しかなかったことに、県議会からは不安の声が相次ぎました。

今後の方針について塩田知事は…。

(塩田知事)「県としては今議会での論議も踏まえ、事業予定者を決定したい。鹿児島国際観光を事業予定者に決定した場合、評価委員会や議会からの意見を踏まえ、今回の提案がより優れた内容となるよう事業予定者と協議していく」

2日は補正予算案を含む議案19件が原案通り認められました。