パチンコ店「モリナガ」の社長らが7月の参院選で、自民党の候補者に投票する見返りに従業員らに現金を渡す約束をした買収事件で、鹿児島区検はモリナガの幹部や店長ら10人を略式起訴しました。
公職選挙法違反の買収の罪で略式起訴されたのはパチンコ店「モリナガ」の幹部と店長らあわせて10人です。
起訴状によりますと10人は7月の参院選で、自民党の比例代表で立候補した阿部恭久氏を当選させるため、投票の見返りとして従業員に現金3000円から4000円を支払う約束をしたとされています。鹿児島区検は10人を26日付けで略式起訴しました。
すでに起訴されている「モリナガ」と「デルパラ」の社長で韓国籍の李昌範被告らと合わせて摘発者は230人以上に上り、平成以降の国政選挙で最大の買収事件となりました。