トカラ列島近海で17日夜起きた地震で、諏訪之瀬島では震度5弱を観測しました。一夜明けて、島の学校では子どもたちが地震に備えています。
17日午後9時55分ごろ、トカラ列島近海で起きた地震で、震度5弱を十島村の諏訪之瀬島で観測しました。17日夜の震度5弱以降、十島村では震度4を1回、震度3を9回観測しています。
諏訪之瀬島には38世帯78人が暮らしていますが、村によりますと、けが人や被害の情報は入っていないということです。
島の義務教育学校・諏訪之瀬島学園では18日、通常通り授業が行われています。
(諏訪之瀬島学園 田畑浩和校長)「(児童生徒は)学校に早く来て友達や先生と会って安心そうな顔をしていた。授業中もいつでもヘルメットをかぶれるよう子どもの机の横に置くようにしている」
トカラ列島近海では今年6月以降、地震がこれまで2300回以上続いていて最大震度6弱を観測しています。しかし気象台は今回の地震は、震源にマグマだまりがあるとみられることから、「一連の地震とは別の火山性の地震」とみています。
「今後、1週間ほどは震度5弱程度の地震が起きるおそれがある」として、引き続き注意を呼びかけています。