秋雨前線などの影響で、鹿児島県内には発達した雨雲が流れ込み、大雨となりました。昼すぎにかけ局地的に激しい雨が降るおそれがあります。

気象台によりますと、九州北部地方に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、鹿児島県内では大雨となりました。

レーダーによる解析で、午前4時30分までの1時間に、三島村付近でおよそ70ミリ、屋久島町南部付近でおよそ60ミリの非常に激しい雨が降ったとみられます。

きのう10日の降り始めからの総雨量は、屋久島町尾之間で141.5ミリ、南さつま市加世田で103ミリなどとなっていて、屋久島町では9月ひとつき分のおよそ半分の雨が降りました。

薩摩、大隅、種子島・屋久島地方であす12日正午までに予想される24時間雨量は、多いところで80ミリの雨が予想されています。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要です。