霧島市や姶良市などで被害が出た先月の集中豪雨で、インフラや農地などへの被害額が合わせて272億円に上ることが分かりました。
これは10日の県議会で県が明らかにしたものです。
霧島・姶良集中豪雨の被害は
▼全壊が8棟、
▼半壊が14棟、
▼床上・床下浸水が1500棟となっています。
被害額は
▼道路や橋などのインフラ関係がおよそ153億円、
▼農林水産関係が105億円、
▼施設や工場などの商工業14億円のあわせて272億円でした。
県は、被災した農家への技術的な指導や資金相談を行なうとともに、被災事業者への復旧に向けた県独自の支援を検討しています。
復旧費用は当初予算で対応するとしていますが、今後の状況を踏まえ、追加の予算措置も検討するとしています。
(塩田知事)「被災した公共土木施設や農業施設、商工事業者の生産設備の復旧などに向けて、関係市町村と連携しながら追加の予算措置も含め、速やかに必要な対応を講じたい」
なお、台風12号の被害額はインフラ関係が27億円農林水産関係が6億円などとなっています。