徳之島町役場の職員が、町の公金120万円を着服し、停職6か月の懲戒処分となっていたことが分かりました。
徳之島町総務課によりますとこの職員は、ことし5月下旬、町から複数の団体へ支給される補助金あわせて120万円を自宅に持ち帰ったということです。
その後、6月4日になって、聞き取り調査に対し、職員が着服を認めたため、懲罰委員会を開き、停職6か月の懲戒処分を決めました。着服した120万円は、全額返済されており、刑事告訴はしない方針です。
町は、職員の性別・年代などについて「特定につながる」として公表していません。
また、これまで処分を公表しなかったことについても、町は「どこまで公表するのか明確な基準がなかったためで、今回の件を踏まえ、町としての基準を策定する」としています。
徳之島町の高岡秀規町長は10日午前の議会で、「町民に深くおわびする。公金の取り扱いを厳重にするなど再発防止に取り組む」と陳謝しました。