霧島・姶良集中豪雨からきょう8日で1か月です。被災した霧島市の家畜市場では復旧作業が終わり、8日、競りが再開しました。

(記者)「霧島市の家畜市場では競りが再開しました」

霧島市隼人町にある姶良中央家畜市場は、先月8日の集中豪雨でおよそ1メートルの高さまで浸水し土砂も流れ込みました。競りが行われる設備などが水没。被害額は1億円以上にのぼり、先月24日と今月4日に予定していた牛の競りは中止となりました。

そして8日、競りが再開。子牛が次々と落札されていきました。

(生産農家)「被災で市場も浸かって今月どうなるかと不安もあった。競りが開催できてよかった」

(JAあいら 中條秀二組合長)「畜産農家の生活の糧の場、競りが開催できたことはこの上なく幸せ」

一方、こちらは床上浸水の被害にあった霧島市のお好み焼き店です。

集中豪雨で店は1.5メートル浸水し、営業再開に向け客や友人らが手伝いに駆けつけました。

そして7日夜、待ちに待った営業再開です。

(客)「待ちこがれたんだよこの日を、いつになるのかと」

(客)「復興作業も大変だったと思う。地元の人はお好み焼きを食べられることを待っていた」

(お好み焼きしんきち 阿多清美さん)「被害にあった涙じゃなくて、みんなの気持ちを考えると涙が出る」

集中豪雨から1か月。客のにぎやかな声と共に街に少しづつ活気が戻ってきました。