今月15日の敬老の日を前に、鹿児島市の下鶴市長が県内最高齢となる111歳の女性を訪ね、長寿を祝いました。

日置市伊集院町出身の坂下サトさん。1914年=大正3年3月生まれの111歳で、県内最高齢です。

80歳くらいまでお茶の工場で働き、踊りや歌うことが趣味のサトさん。鹿児島市で82歳になる嫁の鈴子さんと二人で暮らしています。

今月15日の敬老の日を前に、下鶴市長は4日、サトさんが利用しているデイサービス施設を訪ね、祝い金5万円などを贈りました。

下鶴市長が祝いの言葉を述べると、サトさんは「毎日元気に過ごすことが大事」と笑顔で話しました。

(坂下サトさん)「元気。病気をしたことはない。誠にありがたい」

嫁の鈴子さんによると、デイケアで友達と話したり、1日3食ご飯を食べたりすることが長寿の秘訣ではないかということです。

(鈴子さん)「ご飯を毎日たべるもんね」
(サトさん)「ご飯のほんとうおいしいこと」

県によりますと、去年100歳以上を迎えた県民は前の年より61人多い2025人で、人口10万人あたりでは130.73人と、島根県、高知県に次いで全国3位です。