熱帯低気圧がきょう4日未明台風15号に変わりました。このあと鹿児島県本土に接近する見込みで、大雨のおそれがあります。

台風15号は種子島の南にあって1時間に30キロの速さで北に進んでいるとみられます。中心気圧は1002ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルで、種子屋久地方や県本土が風速15メートル以上の強風域に入っています。

台風はこのあと夕方にかけて県本土にかなり接近する見込みで、大雨となるおそれがあります。

予想される1時間雨量は薩摩地方で40ミリ、大隅地方で60ミリ、種子島屋久島地方で40ミリです。

(志布志市民)「今まで例がなかったような災害があるから、気をつけなければならない」

(志布志市民)「埋め立て地に住んでいるので心配。台風が過ぎるのを待つしかない」

交通に影響が出ています。

海の便は、種子屋久高速船の全便が欠航するなど、種子島屋久島航路は軒並み欠航しています。

JRで運転を見合わせているのは、日豊本線の霧島神宮と南宮崎の間、日南線の志布志と青島の間、吉都線の吉松と都城の間です。

なお、空の便は、鹿児島と東京や大阪を結ぶ3便が新燃岳の降灰の影響などで欠航しています。