日本の南にある熱帯低気圧は4日朝までに台風に変わり、鹿児島県内に接近する見込みです。※1時間ごとの雨のシミュレーション画像を掲載しています。
【朝までに台風に発達する見込み】
気象台によりますと、熱帯低気圧は鹿児島県・奄美大島の東南東およそ250キロにあり、時速30キロの速さで北に進んでいます。このあと発達しながら、4日朝までに屋久島の南沖で台風に変わり、鹿児島県内に接近する見込みです。

【熱帯低気圧周辺に発達した雨雲】
鹿児島県内は4日、熱帯低気圧周辺の発達した雨雲が流れ込むおそれがあります。
▼奄美北部と南部では4日明け方にかけて、
▼十島村では4日昼前にかけて、
▼薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では4日夜のはじめごろにかけて
大雨となるおそれがあります。
雨雲が予想以上に発達した場合や激しい雨が同じ場所で降り続いた場合は、大雨警報が発表される可能性があります。
【1時間50ミリの非常に激しい雨のおそれ】
4日に予想される1時間雨量はいずれも多い所で、
▼大隅、種子島・屋久島地方で50ミリ、
▼薩摩地方、十島村、奄美北部・南部は30ミリです。
4日夕方までの24時間に予想される雨量は、
▼大隅、種子島・屋久島地方で150ミリ、
▼薩摩地方、十島村は100ミリ、
▼奄美北部・南部は80ミリです。
【予想最大瞬間風速25メートル】
4日は強い風が吹く見込みで、県内で予想される最大瞬間風速は25メートルです。
【最大4メートル うねり伴った高波に注意】
沿岸の海域では4日、うねりを伴った高波にも注意が必要です。予想される波の高さは、
▼大隅、種子島・屋久島、十島村、奄美北部で4メートル、
▼薩摩地方、奄美南部で3メートルです。
気象台は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、強風、うねりを伴った高波などに注意を呼びかけています。