霧島連山の新燃岳では3日、噴煙が火口から2300メートルの高さまで上がり、空の便にも影響が出ています。

新燃岳の噴火では3日、噴煙が最高で2300メートルの高さまで上がりました。2000メートルを超えたのは、先月28日以来です。
(記者)「街なかは急な降灰で、目も開けられません」

灰は西に流れ、霧島市牧園町高千穂では街が灰に覆われました。車は灰をまき上げながら走り、視界を遮るほどでした。
降灰の影響で空の便に乱れが出ています。鹿児島空港ではこれまでに、東京や大阪などを結ぶ9便が欠航し、到着便の一部は、福岡や熊本に行き先を変更しています。

(大阪へ向かう人)「遅延や欠航になるのでご了承くださいと、アナウンスがあった。帰れないと困る」
(大阪へ向かう人)「きょう帰れなかったら、熱帯低気圧が来てあすも帰れないかも。きょう帰らないとまずい」
あす4日朝にかけて火口から西に降灰が予想されています。
新燃岳は、噴火警戒レベル3の「入山規制」が継続中です。