去年1年間の荒茶生産量、それに今年の一番茶の生産量ともに日本一となった鹿児島茶。この一番茶の品評会がきょう3日、鹿児島市で始まりました。

県内では3月から5月にかけて収穫される一番茶の品評会。3日は茶商など14人が、県内18の市と町から出品された203点の形や色、香りなどを審査しました。

気象条件に恵まれ良質な出来となったという今年の一番茶でも鹿児島は荒茶生産量が日本一となり、関係者からは期待の声が聞かれました。

(県農業開発総合センター 内村浩二茶業部長)「形がよくそろい、色も濃緑でつやもあり、良いものがたくさんそろっている。日本一になったが、煎茶の技術をさらに高めることが大事」

(県茶業会議所 光村徹専務理事)「1年でトップが入れ替わるのは少し恥ずかしいので内心ほっとしている。世界中のバイヤーがかごしま茶に気づき始めているという、うれしい声も」

品評会の結果は、あさって5日発表されます。

今シーズンの収穫は10月まで続きますが、先月の集中豪雨や台風による大きな影響はないとみられています。