交通渋滞緩和などのため整備が進められている鹿児島東西道路と南北道路についてです。早期完成を望む団体が2日、県に早期整備を要望しました。
要望を行ったのは、鹿児島市や経済団体などでつくる「鹿児島東西・南北幹線道路建設促進期成会」です。鹿児島市の下鶴市長らが県庁を訪れ、塩田知事に早期完成を求める要望書を手渡しました。

鹿児島東西道路は、鹿児島インターから甲南高校前付近までの3.4キロで整備が進められていて、これまでに地下トンネル区間のおよそ8割にあたる1877メートルの掘削が進んでいます。
一方、鹿児島市の本港区から谷山港までの南北道路は、構想から30年過ぎた今も事業化されていません。
期成会は2日、「東西道路の田上インターから甲南インターまでの早期整備」と「南北交通軸の交通渋滞対策に早急に取り組むこと」を重要事項として要望しました。
(下鶴市長)「鹿児島市域は慢性的な渋滞が発生しており、この渋滞の一日も早い緩和解消のために非常に重要な道路であると考えている」
国によりますと、鹿児島東西道路の完成時期は未定です。