十島村・諏訪之瀬島では30日、これまでに噴火が2回発生し、噴煙が最高で1300メートルの高さまで上がりました。

気象台によりますと、諏訪之瀬島の御岳では30日、午前8時15分と午前9時17分の2回噴火が発生し、噴煙が最高で1300メートルの高さまで上がりました。31日午前0時まで、灰は火口から北西の方向に流れる予想です。

諏訪之瀬島では28日午前に連続噴火が発生し、20時間後に停止するなど噴火が相次いでいます。諏訪之瀬島の西側では、マグマ量の増加によるものとみられる地殻変動が観測されていて、噴火警戒レベル2の「火口周辺規制」が継続中です。気象台は火口から概ね1.5キロの範囲で大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

また、風下側では、火山灰だけでなく、小さな噴石が風に流されて降るおそれがあり、注意が必要です。