塩田知事は、鹿児島港本港区エリアで計画している新たな総合体育館の整備について、鹿児島市が検討しているサッカースタジアム併設案を採用した場合は、完成時期が遅れる可能性があると述べました。
Q.仮に併設の方向で行くことになったときには、スケジュールにも遅れが出る?
(塩田康一知事)「遅れる可能性はある」
県は本港区エリアで総合体育館整備を計画していますが、鹿児島市も鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地がサッカースタジアム候補地3か所のうちで「最も経済効果が高い」と試算していて、総合体育館とスタジアムを併設したプランも示しています。
塩田知事は22日の会見で、県がまとめた基本構想を前提に体育館の早期整備を目指すとした上で、鹿児島市の併設案を採用した場合は、港湾計画の変更が必要となり、2027年度から28年度を目指している完成時期が遅れる可能性があると述べました。
(塩田知事)「スポーツ・コンベンションセンター(総合体育館)については、できるだけ早く整備したいと考えている。仮にそうなったら(スタジアムを併設したら)遅れると言っているだけなので、そうなるのかもまだ分からない」
なお、県は本港区エリアの利活用について話し合うため、鹿児島市や有識者らで構成する検討委員会を年内に立ち上げる方針です。